掌のひだまり



ジンはウチラの顔を一人ずつ見てから、もう一度タトゥー雑誌に視線を落とした。


「墨さ、入ってんだよ」

「え?それって普通じゃん?タトゥーショップのオーナーでしょ?」

「違ぇの、一番痛いトコに入れてんの」

「え・・・っ?」


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