【超短】また明日

「お兄…ちゃん?」

「そうだ、僕がこれから君のお兄ちゃんになってやる。」

それから僕は毎日、病院へ来ている。

少しでも僕が彼女の心を満たすことができたら。力になれたなら。

いつの日か、そう思うようになっていた。



「…いちゃん!お兄ちゃんってば!何ボーッとしてるの、お兄ちゃん?」

「あぁごめん…ちょっと昔のこと思い出してただけだよ。」

「ふぅーん…ならいいけど。」
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