恋愛温度、上昇中!

「新橋さん。私この間、関谷…さんに、新橋さんの連絡先勝手に教えてもらったんです。許可も取らずにすいません」


出来るだけ義務的な口調で声を出す。

「ああ、その後かな、聞いたから構わないよ。連絡待ってたんだけど」


新橋さんは気にした様子もなくニコニコしている。出来た人だ。
関谷の奴、一応言ってくれたの?
面倒かけたな、と思えばあの不機嫌な様子を思い出して申し訳なくなる。

「俺にも教えてよー!」

澤田さんが間を置かず、楽しげに声をあげた。


「嫌です。それで用件なんですが、今週の日曜日空いてますか?この間私と一緒にいた女性が是非新橋さんとお話をさせて頂きたいみたいなのですが。用件は今伝えましたので携帯番号は削除しておきます。勝手にお聞きして本当に申し訳ありません。」


言葉の羅列を並び終えて、主旨をはっきりさせたことで安心した私は、ポカンとする二人に気付くのが遅れた。



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