恋愛温度、上昇中!

「ふっ、はは!高見さんって面白いねー」

笑い出したのはタレ目。新橋さんも顔を隠して笑い出す。

「あはははは、…ってなにか、おかしな事いいましたか?」


一応、作り笑いを添えてみたけどものすごく下手くそだった。


「ずいぶん義務的な口調だよね、取引先の人と話してるみたいだよ」

澤田さんはまだ笑いながら新橋さんに、なぁ?と同意を求める。


「高見さんは真面目なんだね」


相変わらずの爽やか笑顔。真面目?最大級の賛辞だ。


「高見さん、A型でしょ?」


タレ目が人懐っこい笑顔を向ける。


「O型ですけど?」

私の血液型を知って何の得があるんだろう。

「えー!そうなんだ、意外!そして俺と一緒♪」

私はタレ目のプチ情報を手に入れた。だからなんなんだ。

「多空は何型だと思う?」

どうでもいいよ!

「さあ…」

私の雰囲気を察してか、新橋さんが苦笑を漏らす。

「澤田は血液型にハマってるんだよ」

そんなものにはまってどうする、タレ目よ!現実を見ろ、と言いたい。



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