恋愛温度、上昇中!

「あ、来たんじゃない?」

祥子の声が僅かに上がった。
視線を辿って振り向く自動ドアの豪華な入り口には、確かに目を引く二人組。


スーツ姿なんて、見慣れている筈なのに。


『雑誌から抜け出したみたい』なんて腑抜けた言葉実際使うと思わなかった。その位、視線を集める、二人。柔らかい茶色の髪と真っ黒な髪が対照的で、
新橋さんよりも関谷の方が身長が高いけれどどちらも劣らずモデル体型。
笑顔を向けたのは新橋さんで、視線を向けないまま不機嫌さを醸し出している関谷。



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