恋愛温度、上昇中!

触れた関谷の手が、熱い。あたしが熱いのかよく分からない。


「顔赤い」


関谷はクスクスとその優しい表情のままであたしの頬を撫でる。恥ずかしくて死にそうだ。それよりその尋常じゃない色気をなんとかして欲しい。


「…関谷の手が熱い」


うん。あたしの顔だって赤いかもしれない。だけど、


「……あんた熱あるんじゃない?」


あたしの言葉に


「大した事ない」


一言放つけど、その言葉が肯定を意味する事は気付く。大体、おかしい。いつもと違う雰囲気は感じたし。あんな笑顔見た事ない。それに車内の温度、こいつ1人で上げていた事にやっと気付く。


あたしは関谷の額に腕を伸ばした。


「やっぱり熱いじゃない!!」


触れた額は尋常じゃない熱さ。


「大した事ねーよ」


「馬鹿じゃない!!呑気に運転してる場合じゃないでしょ」


あたしの少し張り上げた声に関谷は驚いた様に口を閉ざしている。


「運転代わって」


それはほぼ命令のように。



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