恋愛温度、上昇中!
「…おまえ運転出来るのか?」
「失礼ね。出来ない事なんてない」
その口調は自分でも思ったより迫力が出て、関谷は近くのコンビニに停めると素直に運転席から降りた。
「病院は?」
「…無理。寝たら治る」
「何子供みたいな事言ってんの」
よく見れば関谷の瞳は熱っぽい。妙な色気さえ出している。変な所で綺麗な男だと実感する。
「こんな所でブラブラしてないで、家で寝てなさいよ」
あたしはアクセルを踏んで関谷に呆れた声を出した。
「心配してんのか?分かりづれーな」
こんな時でもへらず口を叩くあんたの状態の方が分かりづらい。
「今日中に仕上げる書類があった。会社に持っていったらおまえが見えた」
あたしは関谷の言葉を飲み込むと、
「あたしに構ってる場合じゃないでしょ!」
それは間違いない。