恋愛温度、上昇中!




「紗織ちゃん!!待たせてごめん!!」

19時10分前。むしろあたしが早く着いただけで、約束の時間よりも早い。待った訳じゃないし。
彰俊は入り口から小走りで駆け寄って開口一番そう言って謝った。
ざわざわした店内では彰俊の頭を下げる仕草は特に目立たない。

「…ファミリーレストランにして正解ね」

「え?」

「なんでもない。彰俊も早く座って?」


あたしは突っ立ったままのキョトンとした顔を向ける彰俊に少し笑った。


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