恋愛温度、上昇中!


一瞬の沈黙を破ったのはまだソファに座る彰俊。


「紗織ちゃん…」



彰俊は何故か顔を伏せて、手で口元を塞ぐ仕草にあたしは不可解に眉を寄せる。



「何よ」



語尾が疑問符になったその言葉に、顔を上げた彰俊のその表情が覗けた。



「…その当たり前具合が程よく殺し文句」



呟いた赤い顔。



否応なしに、あたしも染まる。


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