恋愛温度、上昇中!
なんで、とでも言いたそうな、それでいてあたしの返事を知っていた様な。見上げた彰俊の表情は掴めない。
「…やっぱ、紗織ちゃんにはかなわないかぁ」
彰俊は気が抜けた様に声を発する。
それは、今日あたしが見た中で一番彰俊っぽい。
「会えて良かった。」
あたしは笑う。
「彰俊、あたしはあんたに変わって欲しくない。あたしのあんたはあの頃のままだから。だけどもし変わっていたとしてもそれでいい。彰俊は彰俊だし」
そう、彰俊は彰俊。あたしはあたし。誰でもない。時間が経てば多少の変化はきっとある。だから、何?それは常に、必要な事。
それを受け入れながらただ、何となく、
彰俊には変わって欲しくないと思ったのは本音。