恋愛温度、上昇中!
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帰りついた、マンションの前に堂々と存在感を放つのは、
目につきすぎるスマートな外車。


私は思わず溜め息を漏らす。そこはあんたの定位置でも駐車場でもない。

そうやって、簡単に私の目の前に現れるから、過去から現実に戻った気分になってしまう。

今の居場所が−−−−−関谷にある、と勘違いしてしまいそうになる。


って、なに考えてるんだか。気にせず、堂々と通ればいいのだ。



何故か後ろめたい気分なのは、深く追求したくない。



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