恋愛温度、上昇中!
新橋さんはひとしきり笑った後、やけに清々しい顔でニコリと笑う。
「ごめんね?からかっただけだから安心して」
…
…?からかった、
だけ?
「心配しなくても高見さんを襲う程餓えてないし、お金にも困ってないから」
もうその微笑には何の毒も含まれてなくて。
緊張感がジワジワとほぐれて、それなのに肩に入った力が落ちない。
この期に及んで、なんて切り替えせばいいのかさえ分からない。
妙な羞恥で顔は熱くて、ジワジワと湧いてくる怒りで目の奥まで熱い、今更ながらに伝う冷や汗を感じて、私はただ、グッと唇を噛んだ。