恋愛温度、上昇中!
山都さんはまるであたしの返事に興味なんてなかったかのように、へぇ、と息を抜く。不意打ちなその質問もこの人の会話のペースを考えたら全然違和感がないから恐ろしい。
「高見ちゃんは基本的に素材は悪くないんだよねー?」
気の抜けた様な声で眼鏡越しの瞳があたしを探るように覗く。誉められてるのかもしれないけど、後に続く毒舌が楽に予想出来てあたしは、片方の眉だけ上げた。
「スタイルも悪くないし、出来る女の空気も嫌みじゃないんだけどね」
山都さんは、全く感情を込めない笑顔を爽やかに向けた。