誰よりも愛してる


空になったペットボトルをごみ箱めがけて投げると


ペットボトルは円を描きながら空を切って、ごみ箱の縁にあたって床に転げた。



「あの時と同じだ…。」


クスっと鼻で笑いながらペットボトルを拾う。


「私ってノーコンなのかなぁ…」


「そうみたいだよね。」


不意に聞こえた声に驚いて、休憩室の入口を勢いよく見つめると


たばこに火を点けながら、優しい眼差しで私を見る矢口チーフの姿があった。



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