誰よりも愛してる


「じゃあ指輪…」


言いかけた彼に首を横に振った。


「指輪は…婚姻届と一緒に受け取りますね?」


彼の目を見つめて


どれくらいぶりだろう


心から


笑えた。



「でも、私達のした事は許されない事だった。

だから私もあなたと一緒に罪を償いながら生きていきたい。」


「また、嫌な思いさせちゃうね…。」


「あなたに恋をしてから良い思いをした事のほうが少ないです。」


言いきった私に、彼はきまずそうに苦笑いを浮かべた。


< 390 / 392 >

この作品をシェア

pagetop