一目惚れ



そんなんできるわけないし、

「無理やから!」
「なんで?」
「気まずいもん…
あんなんのあと…」


拓磨先輩、きっと話してくれんから



「美雨?
あんたがほんとに諦めれるならあたしはいいけど
諦められなくて
後悔して泣きついてきても
あたし慰めないからね」


冷たいけど
背中押してくれてるんや




「藍那、だいすきっ
うち、やっぱ言ってくる!」

立ち上がって荷物を持つ


「は!?
どこいくわけ!?」

「わからんけど!
学校行くっ」



藍那ん家から
学校はまあまあ近いから









体育館
まだバスケ部はしてるみたい


先輩に言いたくてうずうず
でも試合形式だから
隅っこで我慢





「休憩入れー」

その声とともに拓磨先輩に駆け寄った


「拓磨先輩!」
「ぃ、かわ!?」

飛びつくと目を見開いた



「うち、やっぱり
先輩すきやからっ
諦められへんから、
まだ好きでもいいですか…?」

最後はちょっと
ちっさい声なったけど

「あの…さ、
みんな見てる」


「へ?
………うぎゃ!
ごめんなさい!」


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