恋のミュージカル
―――……
「あー柏木、資料室にコレ置いてきてもらってもいいかー?」
「あ、はい。」
俺は学校では優等生で通っている。
三年間クラス委員長だってやってるし、
先生方からの信頼が厚い。
これで女がいない学校生活だったらどんなにいいものか。
どうして男子校に行かなかったのかって?
地元になかったからだ。
でももうすぐこの学校生活ともおさらば。
この1年間問題無しにすごせれば卒業だ!
俺は資料室の扉を開け置いてあるソファーに腰をおろした。
ピリリリリリ…
携帯に着信が入った。