オヤジはヒーロー
俺は何故か花屋の前にいる、この歳になるまで花など育てた事がない、店の前をうろうろしていると中にいた店員が気付いたらしく声を掛けてきた「いかがなされました?」「あっ、花を‥花壇作るもので‥」「どのような花をお探しですか?」俺はまるで分からない事を説明し選び方から育て方まで教えてもらう事にした
店員が一通り説明をした後に俺に質問をしてきた「どんなイメージの花壇を作られたいですか?」「えっ?」俺は言葉を詰まらせた考えてもいなかった事だ、とっさに出た言葉が「あ‥の‥光合成を強烈にやるやつを沢山植えたいんです!」しばしの沈黙「やってしまった…」俺がよくやってしまうパターンだ焦ってとんでもない言葉を言ってしまう、
店員はしばらく目をパチパチさせていたがやがてにっこりとしながら口を開いた「はい!じゃ…なるべく大きくなる方がいいですね、」なんと予想外に真剣に受け止めてくれた「いい人だ‥」少し感動的であった
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