─侵食─悪魔のような男

自分は、咲のことを疎ましく思う事もあったというのに。



「ごめん…ごめんね咲!」



ユウリは思わず謝っていた。



「えっ!ちょっ…どうしたのよユウリっ」



ユウリの謝罪の言葉に咲は驚いていた。



やはりユウリは何か抱えている…咲はそう感じていた。



「ユウリ…何かあるならちゃんと話して友達でしょ?」



心配そうな顔をした咲が、ユウリに問い掛ける。
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