─侵食─悪魔のような男

「心配いらないわ…あたしの"彼女"だから♪」



ひとみは"同性愛者"なのだ。



パチンとウインクすると、ユウリの背を押し裏口に向かった。



「ひとみさん…お世話になりました!本当にありがとう」



ユウリはぺこりと頭を下げた。



「やだっ…頭上げてよ…あたしが好きでやってんだから気にしないのっ」



「ねっ?」と優しく微笑んだ。



ユウリはせめてものお礼に、ひとみの唇に軽く口づけた。



「……ユウリちゃん///」
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