─侵食─悪魔のような男

その一方で劉兒は荒れていた。



方々手を尽くしても見つからないユウリ。



「たかが小娘1人何で見つけらんねーんだ…くそっ」



浴びるように酒を飲んでいた。



「あいつがいねーとダメだ…眠れねー」



ユウリを抱き締め、温もりを感じ眠りにつく。



劉兒は初めて女と朝を迎えた。



女と共にベッドで眠る事なんてまず無かった 。



1人ででも良く眠れないのに、他人と一緒になどもってのほかだ。
< 229 / 434 >

この作品をシェア

pagetop