─侵食─悪魔のような男
その一方で劉兒は荒れていた。
方々手を尽くしても見つからないユウリ。
「たかが小娘1人何で見つけらんねーんだ…くそっ」
浴びるように酒を飲んでいた。
「あいつがいねーとダメだ…眠れねー」
ユウリを抱き締め、温もりを感じ眠りにつく。
劉兒は初めて女と朝を迎えた。
女と共にベッドで眠る事なんてまず無かった 。
1人ででも良く眠れないのに、他人と一緒になどもってのほかだ。
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