─侵食─悪魔のような男

軽く唇を啄んでいたキスは、互いを探るような深いものに変わる。



「はぁっ…んっ…あっ…」



ちゅっと音をたて離れていく唇。



濡れた瞳は欲望を掻き立て、漂う薔薇の香りに酔う。



柔らかな感触を手の平に感じ、頂を弄んでやると身をよじり甘い吐息を吐いた。



「はぁん…りゅう…じっ…だっめ…」



「ダメだ…もうとまんねえよ?…もっともっと咲き乱れろ!俺の為に…」



劉兒から与えられる容赦ない快感に、ユウリは朦朧としていた。
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