─侵食─悪魔のような男

たまに見せる表情も気になっていた。



少しでも男に触れようものなら、一瞬だが相手を睨みつける。



何となく普通の男の人ではない感じがしていた。



甘えてしまったままでいいのだろうか?



このまま…劉兒のものになってしまいそうで怖かった。



「あのっ…明日からもう1人でも大丈夫です…劉兒さんのお陰です」



ユウリは勇気を振り絞ってにこやかに言った。



劉兒の表情が一瞬だが陰りをみせた。
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