─侵食─悪魔のような男

「あいつは間違いなく俺の子だ…血は争えないな」



それからだった、劉兒が棗に「お人形」と囁くようになったのは…



──†††
─††



久々にゆっくりユウリに触れられる!劉兒は興奮気味にリビングの扉を開けた。



「ユウリ!棗は眠ったよ…って…はぁーっ」



劉兒が目にしたのは、ソファーで丸まって眠る愛しい奥様だった。



「疲れてんだな…寝かしてやるか」



ユウリを抱き上げ寝室へと向かう。



ベッドに横にしてやると、気持ち良さそうな顔をしていた。
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