─侵食─悪魔のような男

後ろから抱き締められ、「大丈夫…僕がいるよ」とまた囁く。



低音の掠れた声がユウリの耳元を擽ると、ユウリの身体はふるっと震えた。



「…僕の物にならない?」


「えっ…それって」



「僕の彼女にってことだけど…ダメ?」



温もりと心地よさに、流されそうになる 心を必死で繋ぎとめる。



「劉兒さん…本当のあなたが知りたいです…教えてくれますか?」



抱き締める腕に一瞬力が入った。



「はぁー」っと小さくため息を吐き出して、抱き締める腕を弱めて言う。



「教えたら僕の物になる?じゃなきゃ教えない…」
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