─侵食─悪魔のような男

劉兒はユウリを後ろから抱き締めて、肩に顎をのせると「ふぅー」っと息を吐いた。



「今の僕は…偽りかな?でもね…君が好きな気持ちに偽りは無いよ」



耳元で囁かれる言葉は、あたしの脳を揺さぶる。



「劉兒さん…は本当は…物書きなんかじゃ無い…ですよね?」



「ふっ…気付いてた?そう物書きなんて嘘だよ…」



本来の自分で無いことを、あっさりと認めた劉兒。



「じゃあ一体…」

< 60 / 434 >

この作品をシェア

pagetop