─侵食─悪魔のような男

「下着のサイズまで知ってるの…?」



彼はどこまであたしを知ってるのか…



また溜め息を吐きながら、ふと鏡に目をやりユウリはギョッとした。



「……つっ…何これっ!!」



首筋から胸元にかけて散らばる無数の赤い印し…



昨晩のことをぼんやりと思い出す。



「それにしても凄い数…」



無数の小さな薔薇のような印しに、劉兒の独占欲の強さを感じ身震いする。
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