─侵食─悪魔のような男

ずっと疑問だった…なんであたしなんだろう?と。



「一目惚れ…街で偶然ユウリを見かけてから頭から離れなかった」



「えっ…偶然見かけたって何?あの喫茶店が出会いじゃないの?!」



「はぁーっ…そうだったね忘れる所だったよ」



劉兒は深い溜め息を吐くと、あたしの耳を疑うことを話しだした。



「あの喫茶店はね…ユウリの為だけに造った物さ」



「えっ!!あたしの為だけに?なっ…なんでそんなっ」



ユウリは衝撃の告白に目を丸くして驚いた。
< 86 / 434 >

この作品をシェア

pagetop