─侵食─悪魔のような男

「全てはお前を手に入れる為さ…ユウリ」



そう言って色素の薄い茶色の瞳をユウリに向け微笑む。



「じゃあ…マスターやお客さん…そっそれに一也は?!」



まさか!そんなこと…



「あぁ…彼等は全て俺の部下だし、俺の指示のもと動いていたよ?一也もちょっと面倒見てるからね」



「そっ…そんな…なんで」



「傍にいたかったしお前を見ていたかったからだよ…でもこれからは仕事なんてしなくていい…いやさせないし」
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