─侵食─悪魔のような男

「…じゃあ今までマスターから貰ってたお給料も劉兒からだったって事なの?!」



「まぁそうだろうね♪」



唖然とするユウリを見て、劉兒は満足げに笑った。



「驚いた?お前の為なら何でも出来るよ…好きで好きでたまらないんだ…出来ることなら縛り付けて何処にも行かせたくないよ…」



独占欲が異常に強い…



激しい束縛の中であたしに自由はあるのだろうか?



ユウリは劉兒の思いに答えられるか心配だった。



まだ子供のユウリには、劉兒の思いはあまりにも重すぎるモノだったから…
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