─侵食─悪魔のような男

「行くよ…」



「あっ…うん…」



劉兒に手を引かれ車から降りると、運転手に頭を下げた。



そしてユウリは劉兒と共に歩き出した。



なぞるように細い腰を抱くと、エレベーターに乗り込む。



「楽しみだな…ねっユウリ」



耳元でそっと囁く甘い声に身体が震える…



「……つっ///」



劉兒の囁きに、熱くなった頬を手のひらで押さえ、ぎゅっと目を瞑った。
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