超時空ファンタジー 輝け!鶴亀学園
勃発!空中庭園係争奪戦!

開幕!第1回バーチャルリアリティーっぽいけど、結局現実なの?ウォークラリー大会

「あぁもう!どの選択肢選んでも『ボットン』に墜ちるってどういう事よ!」
短い栗色の髪を派手に逆立て、アーチャカは年度始めに立てた「女の子らしく」という目標なんかクソ食らえ、と、路上に仰向けに倒れこみ脚をバタつかせた。彼女の言う『ボットン』とは、いわゆる…ほら、昔の…水洗式じゃなくって…汲み取り式…っていうヤツ?…なワケで…。
「これは陰謀だわ!魔女の呪いよ!校長の罠よぉ!」

アーチャカに何が起こっているのか。時間を3時間程巻き戻して見る必要がある。

「第1回バーチャルリアリティーっぽいけど、結局現実なの?ウォークラリー大会」の火蓋が今まさに切って落とされた鶴亀学園の体育館。女校長のタカーハーシは自らの開催宣言の余韻に壇上で浸っている。
このウォークラリー大会、生徒の目の前に浮かび上がるホログラムのインターフェースで、自分自身を操作するというモノ。
リセット機能も付いており、リセットボタンを押せば、セーブポイントからやり直す事ができる。ただし、自分の行動を自分自身でコマンド入力して操作するので、死亡した場合は、リセットボタンすら押せなくなってしまい、失格となる。…え?死んじゃうの?まぢで?…っていうのはとりあえず置いといて、大会の様子を見ていってみよう。
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