擬似恋愛
【お返事ありがとうございます。既婚者とか関係なしにひなたさんであればかまいません。友達になって欲しいだけですから。今日のお昼は時間ありますか?ロフトでお昼ご一緒しませんか?その時報酬も渡したいと思います 結城】「えっ!?お昼って嘘でしょ?ロフトなんてここ何年も行ってないし着ていく服もないよ。」夜中ずっと着ていく服や何を話すか頭のなかでぐるぐると眠れない夜が明けて朝から何故か鼻歌歌いながら旦那と子供のお弁当を作って美容院へ行き約束の時間1時間前メールが届く〔ロフトの1Fのカフェで僕はBVLGARIの時計に鞄はVUITTONのアタッシュケースを持っています 結城〕BVLGARI?VUITTON?お金持ちなんだ本当に300万貰えるかもなんて少し期待しながらメールをかえす《私は腰までの巻き髪に薄いブルーのワンピースを着ています。お会いするの楽しみです》送信する pm12:30 ロフト 1Fカフェ 時間ぎりぎりに着く。店内を見渡すが結城さんらしき人はまだ来ていないみたい。pm13:00 まだ来る気配はない…ブルブルブルメールがきた。《急用が入ってしまい遅れます。そのまま待っていて下さい 結城》仕事ならしかながない少しぼーっとして時間つぶそっ!pm14:00 約束の時間から2時間半が経つまたメールがくる《ごめんなさい 今日は仕事が片付かなくて行けそうもありませんこの埋合わせは後日しますから本当にすみません。結城》えっ?ここまで来たのに騙されたかな?もうポイントもないしやめちゃおうかなぁでも300万も魅力的だから・・・コンビニで3000円分ポイントを購入してすぐにメールを返す《お仕事大変ですね。頑張って下さい。あまり無理をしないで下さいね。》送信すぐに返事がくる【ありがとうございます。ひなたさんは優しい人なんですね。会わなくてもメールから優しさが伝わって来ます。早く会いたいです。結城】こんなメールのやり取りを3日間続けてひなたはまたポイントがなくなりコンビニで追加しながらメールの交換をしていた。そしてポイントに2万円位注ぎ込んだ時ひなたもそろそろ会えないし300万も貰えないからこれ以上家計からお金は使えないメールをやめようと最後のメールをした。《しがない主婦な私ですポイントを追加できなくなりました。これが最後のメールです。お会い出来なくて残念です》
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