新時代神話
「力不足と言えば、そうかも知れないが、」

「幸大。

ここははっきり言うべきじゃないかしら?」

常盤が真面目な顔で見詰める。


「わかった。

はっきり言うが、今のお前らは役立たずだ。

これから強い奴と会った時に俺達が近くにいれない時もある。

そんな時はお前らは負ける。


もしかしたら、俺達が苦戦する奴らも現れるかもしれない。

そんな時にはお前らを守ることはできない。

そんな時に、ある程度戦える奴がいると助かる。」


「でも、相手は裏切るかも知れませんよ?」

「あいつは他人に従う奴ではない。

それに、ニュースの話を聞く限り、あいつは俺に借りがある。


とにかく、そういうことだ。」





「大変です!

変な集団が校門に!」


一般の生徒が生徒会室に駆け込む。


「皆、行きましょう!」


校門には9人の男女。

「あら?誰かしら?」


「この学園の生徒会よ!」

「へぇ、あなた達が一番偉いなら、あなた達を倒せばこの学園は私達の者かしら?」


「あなた達は何者ですか?」


「そうね。

名乗るなら、サタンゴート。

かしら?」

「サタンゴート?」


「そうよ。」
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