新時代神話
VS楓


「行くわよ、お嬢ちゃん♪」

「キャッ!」

「ビビっても勝てないわよ?」

バキィン、

突っ込んで来た敵が突然現れた魔方陣にぶつかる。

「何なのよ、これ!!」

「守護眼鏡<バリアレンズ>です。
眼で感知した攻撃を防ぐ魔方陣です。」

「眼で?

なら、背後に回れば良いんじゃない?」


「出でよ、我が知識の分身

生き字引<サーヴァント>
召喚<サモン>」

片手に開いた本を持ち、もう片方で開いたページに手を添えた女神が現れた。

「召喚魔法かしら?」

「打ち砕く閃光、雨三光!」

上空から敵を目掛けて光の槍が降る

「こんなもん、簡単に避けれるわ♪」

「逝きなさい、女神の吐息。」

女神の本が光り、霧に包まれた。

「女神の唄よ、月を照らし、太陽に変え、敵を討て!」

楓が敵の位置を捕捉する。

「女神の涙を真実を映す鏡に変え、その鏡に女神の映して全てを弾く鏡とせよ、

拒絶の鏡!」


敵の周りを数枚の青く透き通る鏡が囲む。

「貫くは雷、浄化するは水、焦がすは炎、奪うは土、撃つは刃!

雷水炎土刃、五滅!」



ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ、

攻撃が鏡を反射し全ての攻撃が何度も敵を襲った。


鏡が消えたときには砂しかなかった。

「やった!岡田君、やりました!」
< 119 / 194 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop