新時代神話
夜、幸大の自宅


「そうか。

楓に昔のことを話したのか。」


「もちろん、いろいろとはしょったけどね?

幽霊になった時のことや、私が神になったことも。

神になってもすぐに会えなかったわよね。」


「以前に、夢でその時のことを見たんだけどよ。

俺がお前に暴走を止められる場所までしか見なかった。

まぁ、あの後のなんか恥ずかしくて思い出すのも微妙だしな。」

「声に出して人に話すのもかなり恥ずかしいわよ?」


「確かに。

…で?」

「…何が?」

「何で、いつの間にか、俺の枕の横にお前の枕があるんだ?」

「何か変かしら?」

「前にも言ったよな?

その当然のことでしょ?みたいな感じ。」

「嫌い?」

「嫌いとかの話ではなく、常識で、」

「嫌いじゃないなら良いじゃない?」

「そういう話じゃなくだな、」


「もう12時よ?寝ましょう?」

「今から、PCゲームをしたいんだけど?」

「寝ましょう?」

「じゃあ電気を消して、パソコンの光が常盤にいかないように何か布でも天井から下げて、」

「幸大?」

「ん?」


「寝・ま・しょ・?」


「…はい。」
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