新時代神話
「幸大!」

ゼウスが近寄る。

瀕死。

それは神による傷。

神には治せぬ傷だった。


「クッ、

私には治せぬか。



全ての神、神獣、聖獣、魔獣よ!

皆の血をこの者に分け与えてくれ!」




こうして、神、神獣、聖獣、魔獣から血を分け与えられると共に、
血以外にも、彼らが持つ力をも受け継いでしまった。



彼は神であり人である、存在となった。


本来、神と人との間に出来た子供は神としては半人前で神になれず。


人が神に力を与えられてもその瞬間に神の力を受け止められず死んでしまう。


ただ、今回のケースは神の傷が神の与えた力とぶつかり合い、

幸大には神の力が徐々に流れていったために、神としても、人間としても一人前の状態となったのだった。




時は遥かに過ぎ、


西暦3999年


地球に大量の隕石が落ちた。

地球は壊れることなくそれどころか、隕石の質量を取り込み、地球は大きくなり新たな島や大陸が出来た。


そして新たな土地を巡り大戦争が起きた。
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