新時代神話
馬に近い姿。

薄黄色の肌に金の鬣。

鬣は馬よりも長く、何よりも、額から立派な角が生えている。


蹄の少し上の場所には金色の焔が足首を包んでいる。



「ふざけるなー!」

「神撃『突』」


バシュンッ、

金色の閃光が一閃。

敵を貫いた。




「ガハッ、!?」


ドサッ、

敵は倒れる。



幸大は元の姿に戻る。








「全員、生きてるか?」

「私は大丈夫だが、動くのは辛いな。」

「僕はもうぴんぴんしてるよ。」
「わ、私も大丈夫です。」

「私も平気よ。」

「僕も傷口はふさいでもらいましたから。」


「私はずっと常盤さんの後にいたので。」


「私は答えるまでもないでしょ?」



「終わったな。」

「何を言ってるの?

中庭の後片付けと、校舎の修復。
それに今後の行事の準備もあるのよ?」


「それに、幸大、たかが事件の一つを解決しても貴方の休暇は終わらないでしょ?

まぁ、休暇にもなってないんだけどね。」



「そうだな、とりあえず、後片付けから終わらすか。」
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