私の敵はチビ会長







『はぁ。まず、おまえの名前をなのれ』

『ん〜とね。うちは崎守胡桃(サキモリ クルミ)可愛い名前でしょ?』

『…崎守ね。年齢は?』

『あれ?無視かよ。年齢はーってこれ事情聴取?』





いちいちうるさい奴だな…


ボケとツッコミを一人でこなしてるし




なんていうか絡みずらい



呆れながら髪をすこしかくとそんな俺を見ながら機嫌を悪くして睨む崎守




おれの行動が気に入らないらしくすっごい睨み方



…なんかもうやだ。





『…うちは16歳の女子高生。あと髪かく男嫌い!!』





断言するかのようにきっぱりと俺にむかって言う



その顔はさっきより一変して真剣な表情




びっくりして崎守を見るけどすぐに俺はその表情を変え、微笑む





いつもはこんなことぐらい笑って見逃してんのに…



でもこのとき俺の何かか切れたんだ







『じゃあ俺とおんなじだな。俺、上から目線の女大嫌い。』

『はぁ?いつうちが上から目線やってるってのよ?』

『さっきからやってんじゃん。同い年なんだからいい加減すれやめてくんない?』

『同い年!?完璧年下だと思ってたぁ。背ちっちゃい』







-ブツン



またしてもなにかが切れた





完璧に挑発するために言ってることぐらいわかってんだけど…



すっげームカついてきた


変なもんだな






志穂にいくらチビって言われようが別にかまわないのに、ほかのやつに言われるとめちゃくちゃ腹立つ




















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