私の敵はチビ会長
意味ありげに溜めながらあたしから視線を外し違うところを見る
あたしはその視線を追おうとはせず、ずっと龍而をみたまま
会長と関わることだと思って息を飲んで待つ
しばらくなにかを待つように黙って口を開く
『あのちび男、……水城奈梨に告られたらしいよ』
あたしは目を見開いたまま動けない
ほんと……?
会長に告ったの?
結果は??
いつ?
二人は…
付き合ってるの…?
『…っ…ウゥ…』
『まぁ…付き合ってんのかはわかんねぇけど、いま志穂がソワソワしてる理由がちび男だったら…』
分かってる
付き合ってるのかわかんないのに、無駄な期待はしないほうがいいって…
分かってる…
だから、
言わないで
『やめたほうがいいと思うけど?』
だから分かってるって
涙目の目を龍而に分からないように軽く拭き取る
案の定龍而は気づかない
あたしがなにか言うのを黙って待っていた
約束の時間まで
あと0分
…
もう、いいや