私の敵はチビ会長





意味ありげに溜めながらあたしから視線を外し違うところを見る



あたしはその視線を追おうとはせず、ずっと龍而をみたまま





会長と関わることだと思って息を飲んで待つ




しばらくなにかを待つように黙って口を開く









『あのちび男、……水城奈梨に告られたらしいよ』
















あたしは目を見開いたまま動けない












ほんと……?



会長に告ったの?





結果は??



いつ?




二人は…








付き合ってるの…?


















『…っ…ウゥ…』

『まぁ…付き合ってんのかはわかんねぇけど、いま志穂がソワソワしてる理由がちび男だったら…』






分かってる




付き合ってるのかわかんないのに、無駄な期待はしないほうがいいって…









分かってる…








だから、






言わないで







『やめたほうがいいと思うけど?』






だから分かってるって








涙目の目を龍而に分からないように軽く拭き取る



案の定龍而は気づかない





あたしがなにか言うのを黙って待っていた













約束の時間まで








あと0分


















もう、いいや





























< 467 / 485 >

この作品をシェア

pagetop