私の敵はチビ会長




『失礼しま〜す。』



ガラッ


元気よく職員室に入ってく会長…


あたしは『失礼します…』小声で進入。



だって朝から先生とかの顔見るのヤダ…テンションがさがるから



そんなあたし達を見て先生が噴出した



はっ…?なに?



『なんだなんだ?藍川彼女できたのか?久しぶりだな〜!?おまえが作るなんて!朝からイチャイチャしやがって!!』

『違うから…。早く鍵。』

『照れんなよ〜?あ。いろいろ報告してな?』

『違うっつうの!』



大笑いする田中先生から鍵を奪い、会長は先生の頭を叩く



ああ!!

そんなことしていいの!?


あたしは状況が読み取れずオドオド…



でも先生は笑ってるからいいのかな…?




若くてちょっとかっこいい田中先生は女子生徒の仲ではちょっとした人気


そんな先生が会長と子供みたいにじゃれ合ってる



仲…いいんだ。











ガラッ


『あ。電気つけて?』

『はいはい』




電源を入れた瞬間すぐついた明かり。あたしの部屋と大違い…



あらためてよく見てみる、広くて綺麗な部屋に可愛くてシンプルな家具。テレビも50インチ


駆け寄ってしっかり見てみても数字は変わらない…。





















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