私の敵はチビ会長




あたしはメールを見ながらきょとんとする


へ…?遅刻…?


あたしはゆっくりとベットの上で転がってる時計と会長を交互に見つめた




7時29分…

そして、怒ってる会長の顔



ヤッバっ!!!!!

本当は6時集合のはずなのに…1時間以上も遅刻してる!!



ドタバタと廊下を走り回って10分で用意をした




あぁ〜!髪とかしてない!!

玄関の鍵をかいながらボサボサの髪を触ったり引っ張ったり…


あたしは急いで会長の待つ花壇の方に向う










『おっそ。』

『…すみません』

『はぁ〜…まあその分おまえには働いてもらうからいいけど』

『えぇ!?ヤダ!!』

『はぁ?そんぐらいあたりまえだろ?』



子供を見る親みたいに呆れた顔をしてる会長…。


今日もいつもどうり制服を着く崩し、甘い香りがする


飴みたいなの食ってる奴がえらそうに…


あたしは反抗的な態度で会長に文句を言い続ける


それを会長は楽しそうに聞くんだ





『笑うな…。』

『笑ってねぇし』

『口がニヤけてるもん…会長気持ち悪い』

『気持ち悪いって…酷すぎ…』



こんな会話さえ楽しくてなんとなく続けてたい…。



でもいつのまにか学校の前
昨日はあんなに長く感じたのに…



会長がさっさと入ってってしまったので渋々付いてく



『なにやってんだよ?ただでさえ遅れてんだぞ…?』



下駄箱でくつを履き替えてると会長の急かし声


わかってるっつうの…


ふてくされながら一歩下がって会長について行く




























< 71 / 485 >

この作品をシェア

pagetop