唇を塞いで
もうここはやるっきゃない!
↑何を? 笑
あたしは顔をばっと上げて、男達を見た
「あたし、21才です」
自分でも気持ち悪くなるくらいの笑顔だったと思う
それからは何事もなく順調に進んでいった
だけどあたし……
浮いてるよね、完全に
っていうか……さっきから前からの視線が気になる
「なっ…なんですか?」
頬杖をついてあたしを見つめてる
「詩希ちゃん、可愛いなって」
「どうも」
「詩希ちゃん、高校生でしょ?」
え?