学校の王子様!!①






携帯を持って戻るとチャラ男の顔が青ざめてた




「雅翔、はい」


「ん、ありがと」



雅翔は誰かに電話を掛けはじめた




「もしもし親父?あのさ、鈴木んとこと契約切っていいか?え?イロイロ、ああ、わかった」


お父さん……?




「これでお前らは下の位の人間になるだろうな」


そうチャラ男に吐き捨てると俺の手を握って歩き出した





「ま、雅翔…?」


「なに?」


「何したの?」


「ちょっとね」


「ちょっとって……」



まぁいっか………







でも………


「いつまで手ぇ繋いでんの…?」



なんかハズいし……




「いーじゃん別に」


「まぁいいけど……」




嬉しいし………


でも…………
ハズい!!












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