エクスタシー~極上のオトコ!?~
画伯の息子は小太りで、髪の毛の生え際が薄く、どことなく透明なミジンコを連想させた。


「尚道もしばらくイタリアで絵の勉強をしてたんですが、帰国後は銀座でギャラリーを経営してましてね」


つまり、絵の才能はなかったということらしい。


「私の絵画だけを扱う専門の画廊なんですよ」


つまり、他の画家とのコネクションを築くだけの商才もないらしい。


全然ダメじゃん……。




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