エクスタシー~極上のオトコ!?~
私は実在の男を好きになったりしない。


ホンモノの男は体臭があって、スネ毛があって、とにかく生々しい生き物で……。


そして……。


そして平気で私を傷つける。


デブだのブスだの言って傷つける。


だから、違う。


これは絶対に恋じゃない。


私は自分自身に言い聞かせた。


「とにかく。今夜はあんたもアタシの部屋で寝なさい。金目のもの、部屋に置いとくんじゃないわよ」


「う、うん……」


美穂に命じられ、私は着替えとパジャマを取りに部屋へ戻った。


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