エクスタシー~極上のオトコ!?~
シャワーを浴びてから恐る恐る美穂の部屋に行くと、案の定、美穂は怒り狂っていた。


美穂は私がいかに無防備で不注意であるかを罵った。


私は神妙な顔をして謝りながらも、今、自分のベッドで寝ているエクスタシーのことが気になって仕方なかった。


枕、匂ったりしないかな……。


シーツ、洗っとけば良かった。


「とにかく明日中に追い出しなさいよ」


「う、うん……」


うなずいたものの、明日エクスタシーに
『出て行ってください』
と言う自信はなかった。


彼は今、どんな夢を見てるんだろう……。


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