エクスタシー~極上のオトコ!?~
今日もノゾミさんと韓国料理の店で食事をしてから帰ってきた。


九時を回っていた。


お風呂に入って、パジャマに着替えた直後、家の電話が鳴った。


両親が不在になってから、家の電話が鳴ることは滅多にない。


私と姉の知人ならケータイにかけてくるはず。


誰だろう……。


不審に思いながら電話に出た。


「は、はい……」


「もしもし」


電話の向こうでヒソヒソとしゃべるような声がした。


やましいことのある人間の話し方に聞こえた。


「関谷?」


その声には聞き覚えがない。


「は、はい……。そうですけど」


私は警戒心でいっぱいになった。






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