エクスタシー~極上のオトコ!?~
「萩野さん、おちついて」


医師らしき男の声がなだめている。


「ご主人。とりあえず外へ」


看護婦さんに押し出されるようにして、エクスタシーが病室から出てきた。


目が合った。


涙の海で揺らめいているような瞳が私を見ている。


かける言葉が見つからなかった。


エクスタシーは黙って私から目をそらし、エレベーターホールへと歩いていった。





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