エクスタシー~極上のオトコ!?~
今日、母が帰国する。


私のお腹は少し目立ち始めていた。


ゆったりしたワンピースでも着れば、ごまかせない大きさではない。


だからと言って、このまま永久に隠しとおせるわけじゃない。


どうしよう。


子供の父親のことを何と説明しよう。


連絡もとれない相手のことを何と……。


部屋でひとり、悶々と考えていたとき、ドアをノックする音がした。


美穂だった。


勝手に入ってきて、私のベッドに腰掛ける。


「それで、どーすんの?」


何の前置きもなく、高圧的に聞いてくる。


「ど、どーするって?」


「子供のことに決まってるでしょ。ごまかすの? それとも打ち明けるつもり?」


「それは……」


「口裏は合わせてあげるけど、こういうのは先延ばしにするほど状況が悪化するもんよ」






< 402 / 417 >

この作品をシェア

pagetop